2016年4月14日木曜日

メイカーインタビュー#1 やまざき★はるきさん 前編



■始まりは飲み屋

金子(以下金):あ、こんちわー

エナジードリンクとビールが合わさった危険な一品
やまざき(以下や):こんち…あ…(ICレコーダー見て)何ですか、何されるんですか?配信されちゃうんですか?(笑)

金:今日は飲みで誘ったんですけど、折角の機会なんで、私がもってるプロジェクトのインタビューにしようかなって(笑)プロジェクトのブログにはなりますけど…

や:あーこわいこわい(笑)何かになるんですか?

金:開発のヒントとかになればいいなって思ってます。

や:それだけですか?何かいまいちですね…もっと楽しいことにすればいいじゃないですか。

金:楽しいこと…って何ですかね?(こわいとか言った割に乗り気だなあ…)

や:よくわかんないですけど(笑)

金:わかんない(笑)

■こうしてやまざきさんを罠にはm…いや、インタビューをお願いするのに成功した

や:くまきゅって今どんな感じなんですか?

金:HMIというか、「人とくまきゅの関係性」を見つめなおして、違うアウトプットを模索しています。

や:へえー。そういうのもいいですね。

金:(思ってるぽい感じは見えないな…)ロボットとか人工知能の議論の中で、「人と機械の優位/劣位」の話とか、人と機械の関係性の話が気になっています。
  くまきゅという取り組みの中で、人と機械の関係性の在り方を模索できたら面白いな、なんて。
  …へへっ、何言ってんだお前は、みたいな感じですか?(笑)

や:いやあ、ビンビンにわかりますよ~なまらわかりますよ!(笑)

金:あはは本当ですか?(笑)
  (ビンビンってなんだろう…)
  今井さん(くまきゅ開発チーム機構担当、ロボット大好きなお兄さん)とも話していたんですけど、今って欲求と価値観の多様性が認められる時代だと思っていて、いろんな形があると思うんですよね。

や:人と機械の距離感みたいなことですよね?

金:それもありますし、人工知能みたいなものを例にすると、人間が段々機械の言うことを聞くようになる、従来、人が命令をする側、機械が実行をする側という関係性から、立場が逆転するのではないかという議論とかが、開発後にあったんです。
  そういう「主従」だけなのかな?みたいなことを考えてまして。
  スマホも同じようなことが言えて、用意された機能に人間が順応してるというか、見方をちょっと変えると「人間が言うことを聞いてしまってる」みたいに捉えることもできるのかなと思います。

や:ああ、スマホの奴隷になってると。

金:色んなところにそういうのがある気もしていて、私個人の体験で言うと、電車の乗換案内も言われるままなんです。
  乗換案内みたいなものがないと、東京の電車が複雑すぎて考えるのも一苦労というか。
  用意されている選択肢を選ぶくらいしか手がない。そのうち考えることを止めてしまって、従ってしまってるのかもと思います。

や:まあ、(乗換って)複雑ですしね。

金:で、今は設定をしている目覚まし機能だって、毎日機械から「明日6時に起きますか?」と聞かれ続けたら、そのうち面倒になってそれに従ってるんじゃないか、みたいな。
  確固たる意思を保って自身の生活を自分中心として保てるか自信がないですね。いいか悪いかはわかりませんが。
  まあ、この見方は一つの例ですが、人と機械の関係性は模索すると面白いのでは、と思います。

や:それ、面白いですね。

この日の特別メニューは牡蠣!壮絶に美味しいです。
金:コミュニケーションロボットという言葉もあるんですけど、くまきゅって本当にコミュニケーションロボットなのかなと思うし、ウケたっぽいんだけど、ウケた理由とか、その向こうにある欲求って何なんだろうと。

や:んー…かわいいってことじゃないですか?

金:ああ、「かわいい」。「かわいい」って何なんだろう、みたいな。

や:あー。「かわいい」ってそうですね、金子さんと僕の「かわいい」はきっと違うんでしょうね。まあ、誰かと誰かの「かわいい」も違うでしょうし。
  そういう曖昧なことを許容して機能を実行するというか、そういうのも必要なのかもしれないですね。
  人と機械の関係性もそれを許容するものになっているとか。
  人って「あれだよ、あれあれー」みたいなこと言うじゃないですか。対して機械も「ああ、あれ?」って言ってくれるっていう。
  「そうだよ、あれ」みたいな。

金:そうですね、そういう解もあると思いますし、いい悪いはわからないんですけど、どういう形をとるのか、一つ考えてみたいとは思ってます。

や:そうですね、一つ考えると色々考えられるかもしれない。
  「人と機械のアレ問題」的な。

金:あはは(笑)

や:機械もそのうち何をしでかすかわからないですよね。
  そういう研究をしている人もいるとは思いますけど、"曖昧さ"とかね。

金:私はロボットは、反応や考え方が多様で、興味を惹かれますね。
  同じくロボットに関心が高い人に話を聞くと引き出しがとてもたくさんありますね。

や:そうですね、面白そうです。

 複数の人の名前が挙がる

や:やっぱり石黒先生は最高峰でしょう。インタビューが実現したら是非付いて行きたい!

怪しい笑顔のやまざきさん
金:石黒先生ですか!?何だかすごいハードル高くなりましたね!
  割とゆる飲みでやってまして…(;^_^A
  お願いだけでもしてはみたいですけど…。

や:石黒先生はテーマ次第で割と喋ってくれそうな気も…でも、質問次第ですかね?
  最高峰はやっぱり石黒先生だとは思います。お伺いするときは僕も入れてくださいね(笑)



何だか大きい話になっている…
話は「かわいい」の分析へ続く!後編へ!

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